まず、トランサミン、トラネキサム酸は妊娠中・授乳中に内服してもOKの薬ですが、ページの下の方に理由がかいていますので、確認していただければ幸いです。
国立成育医療研究センターサイトへのリンクです。
成分名 | 代表的な商品名 | 代表的な薬効分類 |
---|---|---|
アザチオプリン | イムラン、アザニン | 免疫抑制薬 |
アシクロビル | ゾビラックス | 抗ウイルス薬 |
アジスロマイシン | ジスロマック | 抗菌薬 |
アズトレオナム | アザクタム | 抗菌薬 |
アセタゾラミド | ダイアモックス | 利尿薬 |
アセトアミノフェン | カロナール | 解熱・鎮痛薬 |
アダリムマブ | ヒュミラ | 抗リウマチ薬 |
アムロジピン | アムロジン、ノルバスク | 降圧薬 |
アモキシシリン | サワシリン、パセトシン | 抗菌薬 |
アルベンダゾール | エスカゾール | 抗寄生虫薬 |
アロプリノール | ザイロリック | 痛風治療薬 |
アンピシリン | ビクシリン | 抗菌薬 |
アンピシリン-クロキサシリン | ビクシリンS | 抗菌薬 |
イソニアジド | イスコチン | 抗菌薬 |
イブプロフェン | ブルフェン | 解熱・鎮痛薬 |
イベルメクチン | ストロメクトール | 抗寄生虫薬 |
イミペネム-シラスタチン | チエナム | 抗菌薬 |
インスリン | 糖尿病治療薬 | |
インドメタシン | インテバン | 解熱・鎮痛薬 |
インフリキシマブ | レミケード | 抗リウマチ薬 |
ウルソデオキシコール酸 | ウルソ | 消化器系薬 |
エタネルセプト | エンブレル | 抗リウマチ薬 |
エタンブトール | エサンブトール | 抗菌薬 |
エナラプリル | レニベース | 降圧薬 |
エリスロマイシン | エリスロシン | 抗菌薬 |
エレトリプタン | レルパックス | 偏頭痛治療薬 |
オセルタミビル | タミフル | 抗ウイルス薬 |
オフロキサシン | タリビット | 抗菌薬 |
オメプラゾール | オメプラール、オメプラゾン | 消化器系薬 |
カプトプリル | カプトリル | 降圧薬 |
カルシトリオール | ロカルトロール | ビタミンD薬 |
キニジン | 硫酸キニジン | 抗不整脈薬 |
クラリスロマイシン | クラリス | 抗菌薬 |
クリンダマイシン | ダラシン | 抗菌薬 |
クロキサシリン | ビクシリンS | 抗菌薬 |
ケトプロフェン | カピステン | 解熱・鎮痛薬 |
シプロフロキサシン | シプロキサン | 抗菌薬 |
シメチジン | タガメット | 消化器系薬 |
シクロスポリン | ネオーラル | 免疫抑制薬 |
ジクロフェナク | ボルタレン | 解熱・鎮痛薬 |
ジゴキシン | ジゴシン | 強心薬 |
ジフェンヒドラミン | ベナ、トラベルミン | 抗ヒスタミン薬 |
ジメンヒドリナート | ドラマミン | 抗めまい薬 |
ジルチアゼム | ヘルベッサー | 降圧薬 |
スピロノラクトン | アルダクトン | 利尿薬 |
スマトリプタン | イミグラン | 偏頭痛治療薬 |
セファクロル | ケフラール | 抗菌薬 |
セファゾリン | セファメジン | 抗菌薬 |
セファドロキシル | ドルセファン | 抗菌薬 |
セファレキシン | ケフレックス、センセファリン | 抗菌薬 |
セフォタキシム | セフォタックス | 抗菌薬 |
セフォペラゾン | セフォペラジン | 抗菌薬 |
セフタジジム | モダシン | 抗菌薬 |
セフチゾキシム | エポセリン | 抗菌薬 |
セフトリアキソン | ロセフィン | 抗菌薬 |
セフロキシム | オラセフ | 抗菌薬 |
セルトリズマブペゴル | シムジア | 抗リウマチ薬 |
セレコキシブ | セレコックス | 解熱鎮薬 |
センナ、センノシド | アローゼン、プルゼニド | 消化器系薬 |
ソマトロピン | ジェノトロピン | 成長ホルモン |
タクロリムス | プログラフ | 免疫抑制薬 |
ダルテパリン | フラグミン | 抗血栓薬 |
テオフィリン | テオドール | 喘息治療薬 |
デスモプレシン | デスモプレシン | その他のホルモン |
デスロラタジン | デザレックス | 抗ヒスタミン薬 |
トラネキサム酸 | トランサミン | 解熱・鎮痛薬 |
ドキシサイクリン | ビブラマイシン | 抗菌薬 |
ドンペリドン | ナウゼリン | 消化器系薬 |
ナプロキセン | ナイキサン | 解熱・鎮痛薬 |
ニカルジピン | ペルジピン | 降圧薬 |
ニザチジン | アシノン | 消化器系薬 |
ニフェジピン | アダラート | 降圧薬 |
ノルフロキサシン | バクシダール | 抗菌薬 |
バラシクロビル | バルトレックス | 抗ウイルス薬 |
バンコマイシン | バンコマイシン | 抗菌薬 |
ピスコルファートナトリウム水和物 | ラキソベロン | 消化器系薬 |
ヒドララジン | アプレゾリン | 降圧薬 |
ピペラシリン | ペントシリン | 抗菌薬 |
ピラジナミド | ピラマイド | 抗菌薬 |
ピロキシカム | バキソ | 解熱・鎮痛薬 |
ファモチジン | ガスター | 消化器系薬 |
フィルグラスチム | グラン | その他 |
フェキソフェナジン | アレグラ | 抗ヒスタミン薬 |
フルコナゾール | ジフルカン | 抗真菌薬 |
フルルビプロフェン | フロベン | 解熱・鎮痛薬 |
フレカイニド | タンボコール | 抗不整脈薬 |
ブデソニド | パルミコート | 吸入ステロイド薬 |
プロカインアミド | アミサリン | 抗不整脈薬 |
プロプラノロール | インデラル | 降圧薬 |
ベラパミル | ワソラン | 抗不整脈薬 |
ベンジルペニシリン | ペニシリンG | 抗菌薬 |
ホスホマイシン | ホスミシン | 抗菌薬 |
ミダゾラム | ドルミカム | 麻酔薬 |
メキシレチン | メキシチール | 抗不整脈薬 |
メチルドパ | アルドメット | 降圧薬 |
メトクロプラミド | プリンペラン | 消化器系薬 |
モキシフロキサシン | アベロックス | 抗菌薬 |
モンテルカスト | シングレア、キプレス | 喘息治療薬 |
ラニチジン | ザンタック | 消化器系薬 |
ラベタロール | トランデート | 降圧薬 |
リオチロニン | チロナミン | 甲状腺ホルモン薬 |
リドカイン | キシロカイン | 抗不整脈薬・麻酔薬 |
リファンピシン | リファジン | 抗菌薬 |
レボチロキシン | チラーヂンS | 甲状腺ホルモン薬 |
レボフロキサシン | クラビット | 抗菌薬 |
ロキソプロフェン | ロキソニン | 解熱・鎮痛薬 |
ロペラミド | ロペミン | 消化器系薬 |
ロラタジン | クラリチン | 抗ヒスタミン薬 |
ワルファリン | ワーファリン | 抗血栓薬 |
塩酸キニーネ | 塩酸キニーネ | 抗マラリア薬 |
硫酸マグネシウム | 硫酸マグネシウム | 消化器系薬 |
妊娠中にのんでいいお薬
抗菌薬 比較的安全 ペニシリン系、セフェム系、マクロライド系
×ニューキノロン系
吐き気止め 比較的安全 プリンペラン
×ナウゼリン
抗ヒスタミン薬 比較的安全 ポララミン ジルテック シングレア キプレス
×リザベン、アタラックス
ステロイド 比較的安全 プレドニン
抗ウイルス薬 比較的安全 バラシクロビル アシクロビル ファムシクロビル
止血系 抗炎症剤などで使用されることの多いトランサミン(トラネキサム酸)は妊娠中のリスクは、TGA(妊娠中の投薬とそのリスク評価(オーストラリア基準))においてB1となっております。
カテゴリーの内容については、
カテゴリーA:妊婦または妊娠可能な年齢の女性に多く使用されてきたが奇形発現頻度の増加はなく、ヒトの胎児に対する直接・間接的有害作用は観察されていない。
カテゴリーB:妊婦または妊娠可能な年齢の女性に対する使用経験はまだ限られているが、奇形発現頻度の増加はなく、ヒトの胎児に対する他の直接・間接的有害作用は観察されていない。
B1:動物試験では胎児に対する有害作用の頻度を増大するという証拠は得られていない。
となっており、使用できるのはカテゴリーA・カテゴリーB1のランクとされています。
■妊娠にあたって是非とも避けたい薬
抗菌薬・抗ウイルス剤
リバビリン,キニーネ
抗高脂血症薬
プラバスタチン,シンバスタチンなど
抗ガン剤
麻薬
睡眠薬
フルラゼパム,トリアゾラムなど
抗潰瘍薬
ミソプロストール
抗凝固薬
ワーファリン
ホルモン剤
ダナゾール,女性ホルモン
ワクチン類
麻疹ワクチン,おたふくかぜワクチン,風疹ワクチンなど
その他
エルゴメトリン,ビタミンAなど
□妊娠にあたって慎重に使いたい主な薬剤
抗菌薬・抗ウイルス剤
アミノグリコシド系,テトラサイクリン系
降圧剤
βブロッカー,ACE 阻害剤,アンギオテンシン II受容体阻害剤など
抗けいれん剤
フェニトイン,フェノバルビタール,バルプロ酸など
抗うつ剤
イミプラミンなど
非ステロイド抗炎症薬
アセトアミノフェン以外の抗炎症薬
向精神薬
リチウム
利尿剤
があります。お気軽にご相談ください。
待ち時間軽減のため、当院にはじめて来院される方も順番予約システムをご利用いただけるようにいたしました。